EXO-AS’s diary

色々なエキゾチックアニマルの育成方法や情報交換を目的にしたブログです

リクガメと暮すまで!!「ケージセレクト編」

ショップに足を運んで色々な種類のリクガメ君を見て共に暮す種類が決まったら
次にリクガメ君のお家と最低限必要な物を準備しましょう!!

バスキングランプ(体温調節をします、紫外線照射可能なのをセレクトすると良いかも)
サーモスタット(温度を自動的に保ってくれます)
水受け(水を飲んだり水浴びをします)
餌鉢(常時設置するのではなくご飯の時間だけ設置しても良いです)
パネルヒーター(冬場に絶対に必要になるので用意しましょう)
湿温計(適正な湿度温度なのかをチェックしましょう)
床砂(床にひくマットで糞や尿を吸着してくれます)
ケージ(リクガメ君のお家になります)


ケージは下記の事を考えてセレクトすると良いかもしれません↓↓

①掃除のしやすさ
②成長後に必要なケージサイズ
③温度勾配・湿度を維持できるか
④美観(自分の部屋に置く物なのでモチベーションに繋がるかも!?)

成長後に必要になるであろうケージサイズの目安と温度勾配について簡単に説明します。
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まずは、成長後に必要なケージサイズの確保から説明するとAをリクガメ君とした場合、
ケージの底面積はAの約10倍がベストサイズと言われています。

「例.パンケーキガメ 甲長18cm 甲幅10cm」
この固体の甲羅面積は180cm2ですから10倍して1800cm2の底面積のケージが望ましいと考えると
横60cm×奥行き45cmのケージならば底面積2700cm2ですので隠れ家となるシェルター等を設置するスペースも十分確保出来ます。

次に温度勾配ですが、バスキングランプの近くになるほど温度は上がり、離れればそれだけ温度も下がります。
ケージ全体が一定温度にならず、暖かい場所と涼しい場所があるという事を温度勾配を付けると考えていただければよいと思います。
これはある程度のケージサイズとバスキングランプの出力、シェルターの設置等で解決する事が出来ます。

これらの事をふまえると2タイプのケージが選択肢にあがると思います。
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左が一般的に言われている水槽で右が爬虫類両生類用の専用ケージです。
はっきり言ってどっちでも問題はないですが、普通の水槽の場合は上部からしか手を入れる事が出来ないので掃除等のメンテナンス性に欠けます。
そして上部が全て空いているという事は湿度が保ちにくく外部環境の影響が出やすくなります。ちょっとした工夫が必要になりますが専用のケージに比べると圧倒的に値段が安いです。

専用ケージはメンテナンス性や湿度の管理など爬虫類や両生類の育成に特化していますので申し分がないのですが値段が高いです。
そして専用ケージにもより湿度が保ちやすいタイプと通気性がよく湿度を上げにくいタイプもあります。
自分がこれから共に生活をするリクガメ君にあったタイプを選択してあげてください。


これだけ揃えれば後はリクガメ君を迎えるだけですが、迎える前にもう1度考えてください。リクガメ君は長生きです種類によっては30年以上生きる子もいます。近くにリクガメ君の治療をしてくれる動物病院はありますか?
そしてこれから先、リクガメ君ではなく自分自身にも幸不幸、様々な事が起きると思います。そんな時に飼うんじゃなかったと後悔をしない自信がある人だけリクガメ君を迎えてあげてください。